sbfweb.com-banner
トピックス - 注目テーマ
注目テーマ - 太陽光発電の潮流
エネルギー価格の高騰で、今ほど節電や代替エネルギー問題が叫ばれたこともない。 米国のエジソン電力研究所によると、米国の電力事業の市場規模は現在 2,130億ドル以上であり、今後さらに経済の発展と共に成長する見込みである。また、米国のエネルギー省 (DOE: Department of Energy) データによると、電力は現在 51%が石炭、21%が原子力、16%がガス、6%が水力、3%が石油によって発電されており、再生可能エネルギー (Renewable Energy) による発電も全体の3%を占めるまでになったという。勿論、この「再生エネルギー」とは、太陽エネルギーなど、エネルギー源が枯渇することがないものを指す。 今後、エネルギー需要の増加が進むにつれて、世界の電力供給は以下の課題に直面することになる。
限られたエネルギー供給:
石油、石炭や天然ガスなど、これまでに電気事業が一次燃料として利用してきた化石燃料には限りがある。需要が世界的に増加している中で、供給には限りがある。このため、需要の増加は価格の上昇へと繋がり、発電にかかる長期平均費用は益々増加していくことになる。
発電、送電や配電用インフラのコスト:
現在、電力は中央発電所で生成した後に、高圧線で送電され、低圧送電線や変圧器を用いて各地域に配電されている。電力の需要が増加するにつれて、これらのシステムを拡張する必要が出てくる。電力の不足 (電圧低下や停電) の増加を防ぐためには、インフラへの投資を増やす必要がある。
供給国の安定:
化石燃料を供給する主要国の多くは不安定な地域にあるため、これらの国から石油や天然ガスを購入することは、供給不足やコストの増加に繋がる危険性がある。
環境問題と気候変動:
地球の温暖化や温室効果ガスの排出を懸念して、京都議定書が合意された。米国の州によっては、より厳しい排ガス規制を制定したり、公共事業に対してRPS(Renewables Portfolio Standard、再生エネルギー ポートフォリオ標準)の順守を要求している。RPSは、再生可能なエネルギー源から特定量の電力購入を要求するものである。
バイオマス燃料や水力発電エネルギーなど、再生可能なエネルギー源の中でも、太陽エネルギーは第一の根本的な再生可能エネルギー源である。太陽光線からエネルギーを抽出して、熱や電気など、即座に利用可能なエネルギー形態に変換するため、途中の中間工程を必要としない。太陽エネルギーは、最も直接的で無限なエネルギー源の一つである。
太陽エネルギーは、光起電力効果 (光量子から電力を生成する) 又は発熱 (太陽熱エネルギー) を通して、利用可能なエネルギー形態に変換することができる。太陽光システムには、従来の家庭用温水器型の収熱機 (DHW)、用水タンク型の収熱機、高温の保温式収熱機 (中央発電システムでの発電に使用される) が含まれる。DHW熱システムは通常、屋根の上に設置され、その建物に必要な熱エネルギーを生成する。高温の保温式収熱機は通常、集光鏡システムを使用し、建物と離れた場所に設置される。
また、SolarBuzz社によると、世界の太陽電力市場 (太陽発電システムの設置で定義) は 2005年に約100億ドルの売り上げを上げており、2010年までには約190億ドルにまで成長するという。また、米国市場の約65%を住宅や小規模の商業市場分野が占めており、2010年までこの状況が続く見込みである。今後、太陽光発電は、米国でも、各州政府の後押しもあって、益々そのサプライチェーン体制が整い、代替エネルギー発電の大きな位置を占めそうである。

footer image

Copyright © 2001-2008 SBF All Rights Reserved.