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| 一般に、「ブロードバンドビジネス」を考える時、家庭・コンシュマー向け、企業・業務向けを問わず、ユーザー側にとっての魅力的なコンテンツ、アプリケーション開発の立ち遅れが指摘されてきた。特に以下で取り上げる企業・業務向けに関しては、それまでの業務フォロー、それらを支えてきた仕事意識、システムインフラも大きく絡んできて、現実的には「サイバー空間」的ビジネススタイルに中々移行できない、というのが実態である。ともあれ、最近のブロードバンドインフラ充実に鑑み、敢えて業務用(ビジネス)アプリケーションを2つ取り上げる。 |
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| 企業内遠隔ビデオ会議、プレゼン、研修: |
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| 例えば米国の大手証券会社、ないし他の金融機関におけるディーリング現場でも毎朝、その日のマーケット情報ビデオが流される。しかもこの場合各自のデスクトップPC端末から好きな時間、状況でアクセスできる。それに関連資料付きでアナリストのプレゼン内容が動画で配信される。 また、一般企業でも、これまで特定時間に、限られた会議メンバー同士でのみハードコピーで共有したファイルも、必要に応じて資格ある社員に常時開放される。米国お得意のセキュア・コンテンツ管理ツールの賜物である。また、いわゆるインスタント・メッセージング技術や高度なセキュリティシステムで高評価のMicrosoftXP (OS) もこの「市場」を活発化させて行きそうだ。時間の経過とともに、デスクトップPCビデオ会議が現在のEメールと同様、ごく一般的な技術となっていく。米国は当分このデスクトップPC型アプリケーション主流で行きそうだ。 |
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| ここで企業内研修について少し。米国では、企業内の自己研鑽、業務資格獲得のための学習・研究は、業務時間、または週末自宅で、PCに向かってカリキュラムをこなして行き、定期的に所定の集合研修、試験に臨む。つまり、まず集合研修ありきではなく、むしろそれは補完的である。企業内研修プログラムでも、オンラインベースと集合研修がうまく連携している。一方で動画圧縮技術も進む中で、今後、勉強コンテンツも益々画像、それもきれいな臨場感あふれる動画、音声を含むものになっていくだろう。一旦、そういうものが出てくると、これまでのドキュメント(文書)コンテンツは益々退屈に見えてくるだろう。 |
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| 製品開発コラボレーション: |
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| これは、製品開発における企業内、または企業間横断的な協働体制をサポートするソリューションである。医療機器、ハイテク・電子製品、ならびに一般消費財のメーカー企業を中心に活用されている。実はこの分野がどの程度ブロードバンドインフラを必要とするかは今のところ定かでない。少なくとも、これまでこのツールが企業内ブロードバンド活用例として取り上げられたことはあまりない。今後、開発内容、情報コンテンツ内容によっていろんな展開を期待したい。例えば今注目の新薬開発における化合物判定プロセスなどへの応用は面白そうだ。以下では、製造業におけるコラボレーション事例を少し。 |
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米国のある大手SI業者は、すでに2001年にデザイン・コラボレーション部門を設置するため10億ドル投資を行い、フォード、ロッキード・マーチン、グラマン各社とも業務提携を結んだ。この製品開発ソリューションは、開発者が共有する製品情報を制御、管理して、それによってグローバルに分散する開発チームは製品ライフサイクルにわたって製品情報のオーサリング、共有、アクセスが可能になる。 |
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| (2) |
ダイムラー・クライスラーと同社が抱える大手サプライヤのネットワークでは、2004年モデルの自動車製品用にコラボラティブな開発ツールを採用し、設計に要する時間を60% から90%短縮している。一方、自動車製品のサプライヤ企業であるJohnson Controlsは35社の大手、その他多数のサプライヤから成る世界規模のネットワークを構築した。 |
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| ともあれ、この開発コラボレーションツールはE-ビジネスのソリューションベンダー企業とユーザーに対して、新たな可能性をもたらしている。同市場を開拓するため、オラクルとシーベル・システムズはそれぞれの E-ビジネスアプリケーションツールを統合して、ユーザーがCADファイルをはじめとしたその製品データへアクセスしやすいように努めている。 |
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| これと関連した分野にEAI (Enterprise Application Integration) がある。各種企業はXML やJavaを使って、企業アプリケーションの統合、企業間ワークフローの創造に加え、業務提携先や顧客と共通のビジネスプロセスを共有している。このような各種ツールはサプライチェーン・コラボレーションを目標に開発されている。EAI技術向けの同市場に関して、年間22%の成長率を見せながら、2006年までには1250億ドル市場に到達するという予測もある。 |
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| これらのいわゆるEAI (Enterprise Application Integration) 論議は、これまでブロードバンドインフラの話とは切り離して論じられてきた。その理由は、取引コンテンツが大容量でない、その必要もなく、技術的にもコスト的にも現実味が弱かったからであろう。つまり、これまでは「ブロードバンド=画像・音声=エンターテイメント=個人向け」とだけ考えがちだった。折からの技術革新も加わって、今後の業務用・ビジネス分野におけるブロードバンドインフラ活用の動きが注目される。 |
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